1本でも多く健康な歯を残すため、もし虫歯ができてしまった場合でも
なるべく削る量を少なくするためには早期発見、早期治療が重要です。
初期のむし歯は削らずにしっかりブラッシングを行ったり予防処置を行ったりすることで、
進行を遅らせられることもあります。
お口の状態をしっかり見極めて、適切な治療で歯を守ります。
麻酔が必要なときは表面麻酔を行い、細い針を用います。痛みの少ない電動麻酔を使用させていただくこともあります。また、小児や大人の方でも不安が強い方には笑気による吸入麻酔を併用し、リラックスした状態で治療を行っていきます。
虫歯ができてしまった場合の治療は、下記の流れで行います。治療方法は症状によって異なる場合がありますので、お口の状態から最適な治療内容をご提案いたします。
【C0～1 ごく初期の虫歯】
虫歯にはC0とC1の段階があります。C0は初期段階で、白い斑点があり、C1は黄色、茶色、または黒い斑点があります。C0は歯磨きやフッ素で治療可能で、C1は詰め物を入れて治療します。
【C2 象牙質の虫歯】
虫歯が歯の象牙質にまで進行しているため、深い溝や穴が見られます。冷たいものや甘いものを食べると痛みがでます。歯の神経を残せる場合が多く、詰め物やかぶせ物を入れます。
【C3 神経の虫歯】
虫歯が歯の神経まで進行してしまっている状態です。ズキズキ痛むこともあります。歯の神経を取り除き、根管治療を行います。
【C4 末期の虫歯】
虫歯が歯の根まで進行しており、歯茎が腫れたり膿がでてきたりすることもあります。この段階になると抜歯することになってしまう場合が多いです。
